Nova-EPO/Nova-GM-CSF

About Nova-EPONova-EPOについて

Nova-EPOは、GENOVAが長時間作用型タンパク質工学技術プラットフォームを応用し、タンパク質の構造を変更して得た、半減期が延長されたタンパク質新薬候補です。2009年に米国および世界の主要諸国の特許権を取得しています。
Nova-EPOの半減期は35時間を超え、米国Amgenの第2世代の長時間作用型エリスロポエチン製剤であるAranespよりも明らかに長くなっています。貧血の動物モデルにおいて、Nova-EPOとAranespによる貧血治療の比較試験を実施したところ、週に1回のNova-EPO注射が非常に優れた抗貧血効果を示しただけでなく、その抗貧血活性がAranespよりも優れていました(詳細については、米国特許US7,625,564B2を参照ください)。
About Nova-EPO
開発状況
初期段階の前臨床試験を完了し、臨床試験の準備を進めている段階に入っています。

About Nova-GM-CSFNova-GM-CSFについて

GENOVAの3つ目の新しい治療用タンパク質候補で、2011年11月に米国商標特許庁(USPTO)から発明特許を取得しました。特許の正式名称は“Fusion protein having mutated immunoglobulin hinge region”(変異した免疫グロブリンヒンジ領域を持つ融合タンパク質)で、特許番号はUS8,067,548 B2です。この特許は、GENOVAが発明した体内での半減期が顕著に延長された新型のヒトコロニー刺激因子(Nova-GM-CSF)に関するものです。
ヒト顆粒球マクロファージコロニー刺激因子(GM-CSF)は、主に骨髄白血球の生成調節に関与しています。白血球は人間の血液の主要な防御兵器で、がんやがん治療で行う放射線治療では骨髄機能が損傷し、白血球の生成が減少する可能性があるため、成長因子で骨髄を刺激し、白血球を正常な生成状態に回復させることが必要です。また、造血幹細胞移植や免疫機能低下の患者に比較的よく見られますが、GM-CSFはヒト造血幹細胞を末梢血循環に導引することができ、移植のためのヒト造血幹細胞の収集に役立ちます。このため、Nova-GM-CSFには幅広い臨床用途があります。
About Nova-GM-CSF
開発状況
初期段階の前臨床試験を完了し、臨床試験の準備を進めている段階に入っています。