Novaferon

AboutNovaferonとは

Novaferonは高力価タンパク質分子の作製に用いられる独自の技術プラットフォームにて生まれた、強力かつスペクトルが広い抗ウイルス活性、抗増殖活性及び免疫調節作用を持つ高力価タンパク質分子医薬品です。Novaferonは既に、米国、EU、日本、中国などの主要な国や地域において遺伝子及びタンパク質のアミノ酸配列の発明特許を取得しています。
Novaferonとは

FeaturesNovaferonの特徴

  • オリジナル性

    1オリジナル性

    NovaferonはDNAShuffling技術を用いて開発した、ヒトインターフェロンa-2bのアミノ酸配列と81%の相当性を持つ組換えサイトカイン遺伝子由来非天然タンパク質です。通常実験室の遺伝子点突然変異技術(Point-Mutation)や、異なるフラグメントのペプチドを接続して複合タンパク質を合成する技術とは本質的に異なります。主な技術的相違は、DNAShufflingが人間の遺伝子の自然な進化の原理をシミュレーションし、実験室のテンプレート遺伝子ライブラリ内のすべての遺伝子配列に対する全方位的なランダム変異を実現する点です。ランダムに変異したDNAフラグメントはランダムに組み合わされて、標的の生物学的活性を持つ新しい遺伝子を形成し、各種治療用途を持つ新しいタンパク質高分子薬をスクリーニングできます。

  • 超強力活性

    2超強力活性

    Novaferonとヒト天然タンパク質であるインターフェロンα-2b(ヒトインターフェロンの最も活性なサブタイプ)との比較研究では、その抗腫瘍活性はインターフェロンα-2bの100倍以上、また抗ウイルス活性は10倍以上高まることが分かりました。このほか、Novaferonは、さまざまな体外免疫機能試験で極めて強力な免疫調節活性を示しました。

  • 広域スペクトラム

    3広域スペクトラム

    Novaferonの潜在的な臨床応用範囲は、ウイルス性感染症、腫瘍、自己免疫疾患の幅広い治療領域をカバーしています。これまでのNovaferon研究結果では、B型肝炎ウイルス、C型肝炎ウイルス、鳥インフルエンザウイルスなどに対し直接阻害作用を持つほか、invitroで肝臓がん、結腸がん、肺がん、乳がん、前立腺がん、胃がん、食道がん、メラノーマなど14種類の腫瘍細胞の増殖に対して強力な抑制効果を持つことが示されています。
    また、悪性腫瘍の動物モデルでは、Novaferonはinvivoでも極めて強力な抗腫瘍細胞増殖作用を示し、その作用は明らかな用量依存性を呈しました。

  • 複数の作用機序

    4複数の作用機序

    Novaferonのウイルスおよび腫瘍細胞増殖、免疫調節など細胞シグナル伝達経路に対する影響について調べた結果、Novaferonはインターフェロンα-2bが作用できないHREC6、USP41、BIRC4BPなど21の独特な抗ウイルスおよび免疫増強機能を誘導する遺伝子を持つほか、ヒトインターフェロンα-2bと共同作用可能な12の調節遺伝子を持つことが示されました。
    また、研究の結果では、Novaferonと細胞表面受容体の結合部位数が細胞あたり172,400個であるのに対し、インターフェロンα-2b受容体の結合部部位数は細胞あたり約100から5,000個であることも示されました。
    この結果から、Novaferonは、ヒトインターフェロンα-2bとは異なる抗ウイルス、抗腫瘍および免疫調節の作用機序を持っていることがわかります。

Novaferon Development StagesNovaferonの開発状況

新型コロナウイルス感染症

我々は、Novaferonの投与経路を吸入に変更し、局所投与による副作用の少ない治療薬開発を専念してきました。また、変異株が続々と現れる状況で、すべての変異ウイルスに効果のある治療薬の開発が最も重要な課題となっています。
我々は、以下の特徴からNovaferonはきっと新型コロナウイルス治療において、新たな有望な治療薬になれるとの強い信念を持って開発を続けてきました。
臨床試験において、日本国内および海外を含めて第2相臨床試験1件(完了)、第3相臨床試験3件(実施中)が行われています。
2020年に中国で行われた第2相臨床試験では、Novaferon治療群は当時の標準療法であるLopinavir/Ritonavir治療群に比べ、Day6においてのウイルス陰性化率を2倍以上に増加させたという結果が得られています(論文リンク)。
新型コロナウイルス感染症

また、2021年12月にグローバル第3相臨床試験のCohortA結果を公開しました。その結果は、Novaferon群はプラセボ群に比較して重症化率が約6割に抑制され、ウイルスの陰性化期間が21日から7日間に短縮されたとの優れた結果を得られました。現在はその結果を踏まえて、実施国を追加し、CohortB試験を実施しています。
日本国内では、新型コロナウイルス感染症中等症患者を対象とした第3相臨床試験(企業主導)、および軽症患者を対象とした第3相医師主導臨床試験を実施しており、現在は中間解析に向けての準備に全力で取り組んでいます。

ヒト天然インターフェロンと比べたNovaferonの主な特徴

  • 抗ウイルスのスペクトルが広く、著しく抗ウイルス活性を増強させる
  • 細胞膜上の結合部位を大幅に増加させ、より多くの抗ウイルス因子を活性化させることで、ウイルスの侵入を遮断する
  • 極低濃度で複数のシグナル伝達経路を通じて細胞内に抗ウイルス性タンパク質を直接誘導することにより抗ウイルス作用を果たす

Novaferonの強力な抗ウイルス活性

Novaferonの強力な抗ウイルス活性

B型肝炎

血清中HBeAg陽性のB型肝炎患者を対象とした第3相臨床試験において、Novaferonを12週間投与後にHBeAgを確認した結果、約50%の患者のHBeAgが陰性化されたことが確認され、試験主要評価項目を達成し、2018年4月にNMPA(旧CFDA)より薬事承認を取得しています。
B型肝炎

悪性腫瘍および自己免疫性疾患

悪性腫瘍領域において、前臨床および初期臨床試験の結果からの推測によると、Novaferonは腫瘍細胞の増殖を抑制することで、腫瘍の移転・再発を抑制し、生存期間を延長することが期待できます。
自己免疫性疾患領域においては、Novaferonの強力な免疫調節作用を通して、関節リウマチ、多発性硬化症、全身性エリテマトーデスなどの疾患に対して効果が期待できます。
悪性腫瘍および自己免疫性疾患